MAINTENANCE定期点検マニュアル
外観点検(LAIL/LAIL グレードL)
車体の外観について、以下の点に注意しながら異常がないか確認してください
シャーシに亀裂や損傷、サビがないか
灯火のレンズに損傷がないか
後写鏡が損傷していないか

車体の外観について、以下の点に注意しながら異常がないか確認してください
緩みがある場合は、六角棒レンチで増し締めを実施して下さい
増し締めを行っても緩み・ガタが直らない場合は、使用を中止してお問い合わせ下さい
異常が認められた場合について
上記の点検において異常が認められたときは、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
ブレーキの点検(LAIL/LAIL グレードL)
ブレーキレバーの遊び・ガタつき
ブレーキレバーの遊びが大きすぎないことを確認して下さい
ブレーキレバー固定部がガタつかないことを確認して下さい
ブレーキの制動力
安全な場所でブレーキの効き具合を確認して下さい
ブレーキの効きが悪いときは、ブレーキパッドの間隔調整を行って下さい
ブレーキパッドの間隔調整
ブレーキパッドの間隔が適正となるよう調整ネジを回します
最大まで調整ネジを締めても間隔が広すぎる場合は、パッドの損耗が限界まで達している可能性があるので、お問い合わせ下さい
2.5mmの六角棒レンチでブレーキパッドとブレーキディスクの距離を調整します
赤色のブレーキ部の調整穴に、六角棒レンチを差し込みます



ブレーキディスク固定ボルトの増し締め
ブレーキディスクを固定しているボルト(5本)について緩みがないか確認してください
前後輪ともに確認してください
緩みがある場合は、4mmの六角棒レンチで増し締めを行って下さい

制動灯の点灯
本機の電源を入れ、もしロックが掛かっている場合にはロックを解除してから点検を実施します
ブレーキを作動させた時、制動灯が点灯することを確認して下さい
異常が認められた場合について
上記の点検において異常が認められたときは、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
アクセルレバーの点検(LAIL/LAIL グレードL)
アクセルレバーを最奥まで押し込んだあと、正常に戻ることを確認して下さい
もし、アクセルレバーが引っかかって戻ってこない場合は、以下の手順により調整をして下さい
右ブレーキレバーの固定部がずれて、アクセルレバーに干渉していることが原因です
5mmの六角棒レンチを使い、ブレーキレバー固定部のネジを緩め、ブレーキレバーを少し左側へ移動させます
アクセルレバーが正常に戻るようになったら、ブレーキレバー固定部のネジを締め付け、ブレーキレバー固定部がガタつかないことを確認します
異常が認められた場合について
上記の点検において異常が認められたときは、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
方向指示器の点検(LAIL/LAIL グレードL)
本機の電源を入れ、ウィンカースイッチを左・右へスライドさせた時、方向指示器が左右とも正常に点滅することを確認して下さい
方向指示器のレンズ面に汚損や損傷がないことを確認して下さい

異常が認められた場合について
上記の点検において異常が認められたときは、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
最高速度表示灯の点検(LAIL グレードL)
電源を入れた時、前後の最高速度表示灯が点灯することを確認して下さい
最高速度表示灯のレンズ面に汚損や破損が無いことを確認して下さい

異常が認められた場合について
上記の点検において異常が認められたときは、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
番号灯の点検(LAIL/LAIL グレードL)
ギアの変更点検(LAIL)
ギア操作ボタンを押した時、ギア(最大速度)が正常に変更できることを確認して下さい

異常が認められた場合について
上記の点検において異常が認められたときは、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
前照灯の点検(LAIL/LAIL グレードL)
警音器の点検(LAIL/LAIL グレードL)
バッテリの残量チェック(LAIL/LAIL グレードL)
電源を投入し、バッテリが空になっていないことを確認して下さい
本機にはリチウムイオン電池が搭載されています
リチウムイオン電池の特性として、使用していないときでも自然に残量が減少していきますので、最低でも1ヶ月に1回は補充電を行って下さい

異常が認められた場合について
充電をしてもバッテリ残量が増加しない等の異常が認められたときは、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
モータの点検(LAIL/LAIL グレードL)
安全な場所にて、本機が正常に加速することを確認して下さい

異常が認められた場合について
もし、加速が悪い、一定の加速度で加速しない、異音がする等の不具合がある場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
スタンドの点検(LAIL/LAIL グレードL)
スタンドに緩み・損傷等がないか確認してください
緩みがある場合は、4mmの六角棒レンチでスタンド固定ボルトを増し締めして下さい

異常が認められた場合について
上記の点検において異常が認められたときは、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
FAQよくある質問
Q. 販売証明書の記入内容がわからない(EC販売)
ご購入された方は、販売証明書に必要事項を記入し、各自治体でナンバーの取得が必要となります。
同梱されている販売証明書の「譲渡者又は販売者」の欄に以下の情報を記入後に、自治体へご提出ください。
住所又は所在地
〒060-0061 北海道札幌市中央区南1条西5丁目3-4
氏名又は名称
正解株式会社(セイカイカブシキガイシャ)
電話番号
011-600-1258
記入例

ご不明な点がある場合は CONTACT からお問い合わせください
Q. 番号灯が点灯しない
症状
番号灯への配線の接触状態が悪くなると、番号灯が振動に合わせて点滅したり、点灯しなくなる場合があります
配線の接触状態は、輸送・走行中の振動や温度変化、湿気等で自然に悪くなることがあります
対処方法
感電や不意の事故を防ぐため、必ず電源を切ってから作業を開始して下さい
リア灯火部の固定ネジ4本を+ドライバーで取り外します

リア灯火部を上に持ち上げると、ギボシ端子が見えるので、これをしっかり接続し直します


電源を入れ、番号灯が点灯することを確認したら、リア灯火部をはめ込み、固定ネジを締めます
備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. ハンドル部根本のロック部分が固い・緩い
症状・原因
ロック部分の留め硬さ調整ボルトの高さが、適正位置からずれることでロックが固すぎるもしくは緩すぎるという症状が発生します
固定ネジは、輸送・走行中の振動や温度変化等で自然にずれることがあります
対処方法
六角棒レンチで、留め固さ調整ボルト固定イモネジ(留具左側)を緩めます

ラジオペンチで、留め固さ調整ボルトを調整します
締める方向:留め固さがゆるくなる
緩める方向:留め固さが固くなる

留め固さがちょうどよくなったら、イモネジを締めて固定します
備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. エラーコードが表示される
症状・原因
各種車体の状態によりコントロールパネルにエラーコードが発生することがあります。
対処方法
エラーコード | エラー内容 | 対処方法 |
E04 | 短絡故障 | 配線または接地にショートや断線がないか確認して下さい。それでもエラーが出る場合には、モータードライバを交換する必要があります。 |
E10 | コントロールパネルの通信エラー | コントロールパネルとモータードライバ間の接続線が正常であるかどうかをチェックします。電源を切ってからしてキックボードを再起動し、ハンドル根元の青色及び赤色の配線を再接続します。故障が消えない場合は、コントロールパネルもしくはモータードライバを交換して故障を取り除く必要があります。 |
E11 | モータの電流センサー異常 | モータードライバまたはモータの配線をチェックしてください。それでもエラーが出る場合には、モータードライバやモーターを交換する必要があります。 |
E14 | アクセル異常 | アクセルレバーが押されたまま電源を起動してしまった可能性があります。アクセルレバーをもとに戻してから電源を入れてください。それでももとに戻らない場合には電源を切り、ハンドルを外してから根元のコネクタを挿抜し、再起動してください。 |
E15 | ブレーキ異常 | ブレーキレバーがもとに戻っているかを確認してください。その後、電源の再起動をしてください。 |
E16 | モーター異常 | モーターの異常です。モーターまたはモータードライバを交換する必要があります。 |
E50 | 電圧異常 | バッテリーの電圧が正常かどうかを確認する必要があります。電源を再起動しても本エラーが発生する場合には、バッテリーやモータードライバを交換する必要があります。 |
E53 | システムの過負荷 | 電源を再起動して下さい。それでもエラーコードが表示される場合は、問題を解決するためにモータードライバを交換する必要があります。 |
E55 | モータードライバ高温アラーム | 車体やモータードライバが高温になっているために発生するエラーであり、冷却が必要です。電源を切り、しばらくの間涼しい場所に置いてください。しばらくたってから再起動をしてください。 |
E56 | 低電圧アラーム | 電力が不足しています。充電をしてください。 |
備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. ハンドルがぐらつく
症状・原因
ハンドルパイプを固定するネジが緩むと、ハンドルパイプ自体が円周方向にグラつく場合があります
固定ネジは、輸送・走行中の振動や温度変化等で自然に緩むことがあります
対処方法
コントローラ部の前進方向にある4つのゴム栓を、爪楊枝等で抜き取ります


上2つが大きなゴム栓、下2つが小さなゴム栓です
六角棒レンチで、4本のハンドルパイプ固定ネジを増し締めします

ゴム栓をもとに戻します
備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. ハンドルグリップがぐらつく
症状・原因
ハンドルグリップの固定用ネジが緩んでいると、グリップがグラつく原因となります
輸送・走行中の振動や温度変化等により、固定用ネジが自然に緩むことがあります
対処方法
ハンドル前後二箇所のイモネジを六角棒レンチで締め付ければ、グラつきが無くなります


備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. 電源が入らない
症状・原因
電源が入らない場合は、バッテリーが完全に放電している可能性があります
対処方法
充電器を接続し、ランプが赤色になることを確認します
そのまま8時間以上充電します
備考
それでも電源が入らない場合は故障が疑われます
CONTACT からご連絡ください
Q. 折りたたみ部留め金が脱落する(Eリング外れによる)
原因
折りたたみ部留め金を固定するシャフトが抜けないようにするEリングが、何らかの理由で脱落すると、シャフトが抜けてしまい折りたたみ部留め金が脱落します

対処方法
交換用のEリングを取り付け、外れないようにペンチでカシメます

備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. 電源ボタンを押した後、押されたまま戻らなくなった
症状・原因
押し方によっては電源ボタンの嵌合がずれてしまい、ボタン部分が押し込まれたまま戻らなくなる場合があります
対処方法
六角棒レンチでコントロールパネルのカバーを取り外します


カバーのボタン部分を押し込んで、嵌合が正常になるよう調整します
処置が終わったら、コントロールパネルを六角棒レンチで取り付けます
備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. ハンドルの根元ががたつく
症状・原因
ハンドル根本の固定ネジが緩むと、根元部分がガタつく原因となります
固定ネジは、輸送・走行中の振動や温度変化等で自然に緩むことがあります
対処方法
六角棒レンチで、ハンドル根本部分の固定ネジ4本を増し締めします

備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. ブレーキパッドから異音がする
症状・原因
ブレーキパッドがブレーキディスクと近すぎて、走行時にブレーキを掛けていないにも関わらず接触していることが原因です
対処方法
2.5mmの六角棒レンチでブレーキパッドとブレーキディスクの距離を調整します
赤色のブレーキ部の調整穴に、六角棒レンチを差し込みます


六角棒レンチを回すことで、ブレーキパッドとブレーキディスクの距離を調整します
狭すぎると走行時に常にブレーキパッドがブレーキディスクに接触し、異音や過熱の原因となります
広すぎるとブレーキの効きが悪くなったり、完全に効かなくなったりして危険です
適切な間隔となるよう、ブレーキの効きを確認しながら調整して下さい

備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. アクセルレバーがもとに戻らない
症状・原因
アクセルレバーを押し込んだ後、手を離しても戻ってこない
このようなときは、右ブレーキレバー固定部がずれてしまい、アクセルレバーに干渉している場合があります
対処方法
5mmの六角棒レンチを使い、ブレーキレバー固定部のネジを緩め、ブレーキレバー固定部を少し左に移動させます
移動後は、再びネジを締め付け、ブレーキレバー固定部がガタつかないことを確認します

備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. ウィンカーが点灯しない
症状・原因
ウィンカーランプのコネクタが断線していたり、ウィンカー本体が故障していると、ウィンカーが点灯しない場合があります
ウィンカーを新しいものへ取り替えることで、改善する場合があります
対処方法
故障したウィンカーランプを反時計回りに回して取り外します

コネクタを外し、新しいウィンカーランプのコネクタを接続します
裏表の向きが間違っていると接続できないため、注意して下さい
ウィンカーランプをねじ込む前に、予めウィンカーランプを反時計回りに5回ほど回してください(取付時のねじれで配線が断線することを防ぐ)
ウィンカーランプをねじ込み、点灯することを確認して下さい
備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. ブレーキレバーが緩い
症状・原因
ブレーキがゆるく、握ったときにハンドルと接触してしまう
ブレーキパッドの間隔が広いことが原因です
対処方法
2.5mmの六角棒レンチでブレーキパッドとブレーキディスクの距離を調整します
赤色のブレーキ部の調整穴に、六角棒レンチを差し込みます


六角棒レンチを回すことで、ブレーキパッドとブレーキディスクの距離を調整します
狭すぎると走行時に常にブレーキパッドがブレーキディスクに接触し、異音や過熱の原因となります
広すぎるとブレーキの効きが悪くなったり、完全に効かなくなったりして危険です
適切な間隔となるよう、ブレーキの効きを確認しながら調整して下さい

備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
Q. ブレーキパッドの交換
作業手順
ブレーキパッドの取り外し
ブレーキキャリバーのネジ(2箇所)を取り外します


ブレーキパッド固定ボルトを取り外します


摩耗したブレーキパッド(2枚)を取り外します


ブレーキパッドの取付
新しいブレーキパッドのうち、1枚目をブレーキキャリバーへ取り付けます

2枚目のブレーキパッドを取り付けます

ブレーキパッド固定ボルトを取り付けます

2枚のブレーキパッドの間隔が適切となるよう、ブレーキパッド固定ボルトの締め付けを調整します


ブレーキキャリバーを車輪部に取り付けます


作業が終了したら、ブレーキが確実に作動することを必ず確認して下さい
付録 ブレーキパッド間隔の調整
ブレーキパッドは、ブレーキを完全に緩めた際にディスクローターとの間隔がわずかに生じている状態が理想です
ブレーキの摩耗や、ブレーキパッド交換等により適切な間隔よりも狭い・広い状態となると、走行時の異音やブレーキ制動力の低下が引き起こされ、事故の要因となります
ブレーキパッドとディスクローターの間隔は、定期的に確認・調整を行って下さい
間隔調整の方法
車輪側パッド調整
六角棒レンチを使用し、車輪のブレーキキャリバー反対側より調整ボルトを回します

外側パッド調整
六角棒レンチを使用し、矢印部のボルト内部にある調整ボルトを回します


備考
症状が改善しない場合は、使用を中止して CONTACT からご連絡ください
CONTACTお問い合わせ
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